1日目の晩御飯 – Grabタクシーで移動
プランテーション・ベイホテルの散策を終え、いよいよ待ちに待った晩御飯の時間。 そこで私は、「Grabタクシー」を使ってフィリピンのソウルフードと呼ばれる「ジョリビー」でご飯を食べるミッションを発動させた。
超便利なサービス Grab
現地での移動に使えるタクシー配車サービス「Grab」。事前にネットで評判を見ていましたが、実際に使ってみて予想を遥かに超える便利さに驚愕しました。
Grabのすごいところ
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ぼったくりの心配なし: 事前に料金が確定し、アプリ上でクレカ決済。ドライバーと現金のやり取りが不要です。
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圧倒的な速さ: アプリを開いて現在地と目的地を入れると、瞬時に近くのタクシーがリストアップされます。
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安心感: 自分の予約した車の現在地やドライバーの情報がリアルタイムで追跡できます。

ミッション:ジョリビーを目指せ!
初日の夜の目的は、フィリピンのソウルフード「ジョリビー」へ行くこと。空港からの道中、ガイドさんに「ガイサノグランドモールに店舗があるよ」と教わったのが決め手でした。
「せっかくセブに来たんだから、勢いで一人で挑戦してみよう!」
ドキドキしながらアプリを操作すると、数分で迎えに来てくれるタクシーが表示されました。 料金は226.6ペソ(約570円)。決済はクレカで。この価格で目的地まで運んでくれるのです。
驚きの体験:呼んだら数分で到着
部屋で予約を完了させ、急いでホテルのロビーへ向かいました。わずか3分後、なんとそこには既にタクシーが待機していました。
「すご……!」

見た目は、いかにもタクシー! という外装ではなく、普通の車なので、これでいいのかなあ? みたいなドキドキはありますが、
アプリに車種名や色も載っているので、なんとなくわかりました。
ドアは、自分で開けるタイプ。
ドアを開けて、
私「is this Grab taxi?」
運転手「yes,Makoto?」
私「Yes」
運転手「Gaisano Grand Mall?」
私「Yes」
くらいの、会話で目的地まで、送ってくれました。
結構いい車で、シートがレザー調で乗りご心地よくて、
車内はすっごいいい香りがしてました。
日本のタクシーよりも、快適だったかもしれません。
フィリピンのソウルフード ジョリビー(Jollibee)
タクシーに乗って約13分。タクシーはガイサノグランドモールのロータリーに着いた。多くの人々で賑わっている。 タクシー降りたらすぐにわかった。
「あった……!ジョリビー(Jollibee)だ!!!」
トレードマークの陽気なハチの看板が、圧倒的な存在感で出迎えてくれた。
🛒 寄り道、そして閑古鳥のミスタードーナツ
すぐさまジョリビーへ直行したい気持ちを抑え、「せっかくだから」と10 minutesほどモール内を散策してみることに。 館内には様々なファーストフード店がひしめき合っており、どこも現地のお客さんで大賑わい。セブの活気を感じさせる。……が、そんな中、日本の大御所「ミスタードーナツ」のエリアだけは、なぜか見事なまでに閑古鳥が鳴いていた。フィリピンの方々の口には合わないのだろうか?少し切ない気持ちになりながら、奥にあるスーパー(※ここは後ほど立ち寄ることに)を確認し、いよいよ本命のジョリビーの前へと戻ってきた。
🤖 意を決した突入、そしてまさかのハイテク
お店の前で、私は激しい葛藤に襲われていた。 「入るってことは、注文しなきゃいけないんだよな……。またあの英語の洗礼を受けるのか?」 数秒間、店の前でドキドキしながらも、意を決して自動ドアをくぐる。
……ん? 目の前に現れたのは、見慣れたタッチパネル式の注文マシーン。
「これ、日本のマックと同じやつやん!!!(歓喜)」 会話ゼロで注文できる神システムに救われた。画面のUI(操作感)はまるで日本のECサイトのようで、私の職業柄、1ミリの迷いもなくサクサクと操作完了。無事に注文をパスした。
それにしても、店内は「さすがフィリピンのソウルフード」と唸るほどの超満員。ふと厨房の奥に目をやると、日本のマクドナルドでも見たことがないレベルの大所帯。あの狭いスペースに、なんと20人近くのスタッフがひしめき合って猛烈に働いているのだ。 時刻は現地時間の19時ジャスト。まさにゴールデンタイム。モニターには「10人待ち」の文字が表示され、セブの洗礼を感じながら待つこと数分、ついに私の番号がアナウンスされた。
🍝 満席の2階、そして「フォークがない」事件
トレイを受け取り、座席があるという2階へドキドキしながら階段を上がる。 しかし、2階も隙間がないほどの超満員。「うわ、座る場所ないか……?」と焦ったが、運よく団体さんが座る大きなテーブルの端っこが1席だけ空いているのを発見。滑り込むように着席した。
今回注文したのは、ジョリビーのすべてが詰まったオーソドックスな基本セット。 【チキン、スパゲティ、ポテト、ライス、そしてコカ・コーラ】という、炭水化物と脂質のフルコンボだ。
「よし、食うぞ!」と気合を入れた瞬間、致命的な事実に気づく。 チキンは手でいける。だが、スパゲティとご飯を食べるためのスプーンとフォークがどこにもない。
「あら……?ついてないぞ」 周りを見渡しても見当たらない。私は意を決し、近くにいた店員のお兄さんに、これまでの人生で培った英語力をフルに絞り出して尋ねた。
「ウェア・イズ・スプーン?(フォークとスプーンはどこですか?)」
するとお兄さんは爽やかに一言。 「ダウンステアズ(1階だよ)」
「1階かーーい!!」 テーブルの上に、これから食べる至高の料理たちを置いたまま、私は再び1階へとダッシュ。頭の中では「頼むから戻るまでにパクられてないでくれよ……」と祈るような気持ちだった。1階のカウンター横にある「勝手に持ってけコーナー」から無事にスプーンとフォークをゲットし、2階の席へ帰還。料理は無事だった。セーフ。
🍗 実食!ジョリビーの衝撃
まずは看板メニューのチキンを一口。 「……う、うまい!!!✨」
ケンタッキーフライドチキンとは全く違う、初めて出会う味。衣はクリスピーでカリッカリ、中は驚くほどジューシー。しかも全然油っぽくなくて、これは何個でもいけそうな素晴らしいバランス。
そして、噂のスパゲティ。 日本で言うところの「お子様ランチの甘口ナポリタン」といった風情なのだが、これが不思議と、あの塩気のあるチキンと絶妙にマッチする。決して安っぽい甘さではなく、チキンの相棒として完璧に計算された味なのだ。 現地の細長いインディカ米のライスともよく合い、ポテトの塩加減も抜群。 すべてが美味しく、大満足のディナーとなった。(※このセットのお値段 190ペソ 500円くらい)
🚗 完璧な片付け、そしてスマートな帰還
そそくさと完食し、ふと「このトレイはどこに返すんだ?」と周囲を観察。現地の皆さんはテーブルに置いたままスマートに退店しており、お兄さんが一生懸命片付けていた。 しかし、端の方に返却カウンターらしきものを発見した私は、「ちょっと持って行ってあげよう」と自ら返却。先ほどスプーンの場所を教えてくれたお兄さんに「サンキュー」とウインク(心の中で)を送り、お店を後にした。
お腹も膨れ、最大のお目当てだったジョリビーを完全攻略した私は、大満足でホテルへ帰ることに。 モールの片隅でGrabアプリを開き、行き先に「プランテーション・ベイホテル」を指定すると、画面には「3分で到着」の文字。相変わらず爆速である。
ロータリーへ移動すると、画面の指示通り、ピカピカの白いトヨタの車がジャンプするように滑り込んできた。 帰り道の車内も非常に綺麗で、シートの座り心地も抜群。セブの心地よい夜風を感じながら、私は充実感と共にホテルへと引き返した。
ジョリビーからの帰り道〜フィリピンの底力を感じた夜〜
無事にGrabタクシーに乗り込み、プランテーション・ベイホテルへの帰路につく。 車窓を流れる夜の街並みを眺めながら、私はこの国が持つ「ある圧倒的な空気感」に強烈に引き込まれていた。
外灯は少なく、日本に比べれば道路はかなり暗い。それなのに、街の至る所にたくさんの人々が出歩いていて、信じられないほどの活気と熱気が満ち溢れているのだ。
何より印象的だったのは、街を行き交う人々の圧倒的な「若さ」だった。 まるで“ザ・青春”を絵に描いたような若者たちが、夜の街を埋め尽くしている。バイクの2人乗りで、前に彼氏、後ろに彼女を乗せて夜風を切るペアが何台も通り過ぎていく。夏の装いをした彼らからは、とにかく強烈なエネルギーが放たれていた。
(※これは旅の3日目に現地ガイドさんに聞いて納得したのだが、フィリピンの大学は4月〜5月が夏休みらしく、私が訪れた5月下旬はちょうどその夏休みが終わりを迎えようとする時期。だからこそ、余計に街に若者が溢れかえっていたのだ。)
どこか日本の「昭和の時代」を彷彿とさせる、泥臭くもキラキラとした青春の風景。 それを見つめながら、私は「なんだかいいなぁ……」と、すっかり年寄り染みたノスタルジーに浸ると同時に、この国の持つ「底力」に恐ろしさすら感じていた。
フィリピンの平均年齢は、今や20代。 かつて日本が経験した高度経済成長期の爆発的なエネルギーを、今の彼らはそのまま持っている。しかも、昭和の日本と決定的に違うのは、「若者たちの手には全員、最先端のスマホが握られていて、ITが凄まじいスピードで進化している」ということだ。
この若いエネルギーにデジタルの武器が掛け合わさったとき、いつかこの国は日本を追い抜いてしまうんじゃないか――。 セブの暗い夜の街から放たれる圧倒的な熱量に、日本の未来を憂うほどの衝撃を受けた瞬間だった。
そんなディープな思考に耽っているうちに、車は十数分で静寂に包まれたプランテーション・ベイホテルへと帰着。 こうして、私の「ソロで行ってみよう!Grab&ジョリビー初遠征ツアー」は、お腹も心も、そして脳の刺激も120%満たされた状態で、無事に完全コンプリート(大成功)を収めたのだった。
(セブ島遠征記・第2章へつづく)
(つづく)

